基本のルール、スタッフ全員がプレイヤー｜Bit Beans社内制度 Vol.２

こんにちは、あさこです（代表）。
Bit Beansの評価制度や仕組みについて紹介するシリーズ、前回は軸となる想いを書いていたので今回はその仕組みを…と思いつつ、まず前提をお話しする必要がありました。
このゲームの、基本ルールです。

このゲームのルール、7か条

Vol.1「「仕事は、壮大なゲームだ」誰もがやりがいを感じられる社内制度を」で書いた通り、この制度は多様性を認め自由な働き方を模索するためのものです。
とはいえ、日本には労働基準法や最低賃金法などの決まり事があって、私たちも日本のイチ企業としてそのルールの中で運営していく必要があります。
日本の法では従業員が手厚く守られているとよく言われますが、いくら社内制度と言えど、会社が勝手に従業員に「ゲームオーバー」を出せるものではありません。
個人がゲームを楽しむ。けれどそれは、会社の運営全体を後押しし、成長を促進するものにならなければならない。なので、最初にゲームの基本ルールを設け、基本契約書の刷新も行いました。

7つあります。

言葉や項目の粒度は整理されていませんが、大まかにいうと
「この企業のスタッフとして行動し、自己を高めみなと共に歩むこと。企業の成長を意識すること」 ということになると思います。

このゲームはひとりでやるものではありません。
スタッフひとりひとりの頑張りが「Bit Beans」という企業全体の頑張りになっていかなくてはいけないし、そういう仕組みであることが大前提です。それを最初に定義しています。

スタッフ全員がこのゲームのプレイヤー

その昔、とある企業の社長さんが、社員のことを「兵隊」と言ったとか。
社のために戦ってきなさい！といったところでしょうか。人をコマのように扱うその発言に、言われたスタッフは怒り心頭でした。

もちろんですが、スタッフは会社の兵隊ではありません。
このゲームを大いに盛り上げてくれるプレイヤーです。いかに楽しく遊んでもらうか、いかに熱中してもらえるか、それをつくるのが私たち経営者の仕事だと思っています。
経営、経理や総務などの管理部門以外の全ての職種のスタッフが、プレイヤーとなります。

プレイヤーのステータスを決める要素は

所属するスタッフ（=プレイヤー）が評価＆査定される要素は大きく7つあります。
今後そのひとつひとつを説明することでこの制度の全容が見えてくるはず（そうしないと多分見えてこない！）…ので、まずは概要として

1.勤務形態
基本的にスタッフの従事する仕事は専門業務なので、専門業務型裁量労働制の勤務形態が大半ですが、時間労働や時短勤務、週4日勤務などにもこの仕組みで対応。

2.出退勤
当然ですが出退勤は管理され、有給消化率などは査定に影響します（5日以上必須）。稼働日数や時間あたりの売上金額も、本人に可視化されます。

3.売り上げ
プロジェクトごとに仕事を細分化し、誰が何をしたかを可視化することで個人の売上を毎月計上します。

4.スキル
プロジェクト推進のために必要な技能は、スキル表から申請→取得。取得したスキルを用いて仕事をします。このスキルを持っていないとできない仕事、というのもあります。

5.個人ランク
給与をベースとし、売上の達成度でランクを決定します。初期ランクは全員同じ。1年に1度査定が行われてランクが決定し、給与へ影響します。

6.所属ギルド（ギルドランク）
チームのようなものですが、プレイヤーは必ずどこかのギルドに所属します。またギルドでは、所属する全員のプレイヤーの目標達成度管理を行なっており、半年に1度ギルドランクの見直しがあります。ランクによって給与の変動があります。

7.飴ちゃん
福利厚生の一種ですが、売り上げとは別に普段の頑張りや他の人からの感謝を可視化するものとして。ありがとうって言葉、大切ですよね。そのた福利厚生としては「誕生日サイコロ」などもあります。それはまた別途。

誰もがやりがいを感じられる社内制度を。
次回はさっそく社内のチームづくり「ギルド」についてご紹介します。