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こんにちは、あさこです(代表)。
Bit Beansの評価制度や仕組みについて紹介するシリーズ、前回は、Vol2.「基本のルール、スタッフ全員がプレイヤー」についてお伝えしました。今回はVol.3として、社内の最小単位である集まり「ギルド」についてのお話です。
目次
チームは自由に結成しよう。
企業で働いているみなさんには「所属」というものがあるでしょう。第一営業部、とかクリエイティブ3課とか。新規開拓事業部、みたいなのもあるかもしれませんね。そしてそれがピラミッド型になって、トップダウンの形式をとる。そういう体制が一般的なのではないでしょうか。
わたしたちはまず、その仕組みをやめました。
人間のストレスの多くは「人間関係」だといいます。業務を行う上である程度の軋轢は仕方がない部分があれど、業務上必要な上下関係が同一チームである必要はない。
価値観の合う人と、働くスタンスの似ている人と、気の合う人とチームを組めばいいし、業務上必要のあること以外は、チームの中である程度自治できるようにしよう。人間の成長は別の仕組みでフォローすればいいじゃない?
自分が一緒に働きたい人と一緒に働こう!
そして会社の最小単位を担うチームのことを「ギルド」と呼ぶことに決めました。
ギルド=スタッフが集まって作るグループ。
ちなみに、経営・総務・経理など管理部門以外の「営業職」「ディレクター」「デザイナー」や「エンジニア」などの全員が、どこかのギルドに所属します。
呼び方は、チーム・パーティ・グループ…などどんな名称でも良かったのですが、あえて「ギルド」と呼ぶこととしました。ゲームの中でよく使われる単語なので、ゲーム感を強く感じる人もいるかもしれません。
もともとギルドというのは、中世のヨーロッパで技術の独占などのために、親方・職人・徒弟から組織された同業者の自治団体のことを言うようです。
ギルドは参加したり脱退したりが自由なイメージですし、なにより自治的な意味合いがぴったりだったので、チームではなくあえて「ギルド」という名称を使うこととしました。
ギルドの定義
- ギルドとは、自由に結成する集まり
- ギルドとは、自治運営をする集まり
- ギルドとは、志を同じにする同志の集まり
例えば職種が違っても構いません。むしろ働き方が近しいかどうかの方を重視します。
後述しますがギルドでは売り上げ管理を行うため、忙しくても給与アップをガンガン目指したい人と、ほどほどでいいから緩やかに仕事をしたい人は、同じギルドにいるとどうしても考え方の違いでぶつかることもあるでしょう。
働き方の価値観が合う人と結成し、そしていつでも移動や脱退できるのがギルドです。
もちろん同一職種で集まって「この技能を高め合いたい」というギルドをつくるのもOKです。ご存知のとおり人間関係は難しいもので、居心地の良い悪いだってあるでしょう。時にそれで精神を病むことだってあるわけで、自由に選べ自由に移動できる風通しがあることが大切。自分が近しくなりたい人間は自分で選ぼう。それを実現するのがギルドという制度です。
- 経営、総務、経理を除くスタッフは必ずどこか1つのギルドに入る(掛け持ち不可)
- ギルドはスタッフ2名以上で自由に有志で結成される。
- 必ずギルドマスターを1人設定
そしてギルドには1人ギルドマスターを設置します。
マスターは立候補あるいはギルド内の話し合いでなるもので、会社運営の連絡窓口の役割や、ギルドの入隊脱退を決める権限があります。もちろん解散権限も。また時にギルド対抗イベントなどがある場合には、マスターが率先してギルドを引っ張っていく必要があります。
ギルドには売り上げで変動するランクがある。
そしてギルドは単なる仲良しチームなだけではありません。そこにいるメンバーの売り上げを集計し、ランク審査が行われます。
- 個人の売上はギルドの売上にも反映される
- 全員の「目標達成度」に応じてギルドランクが変動する
プロジェクトの運用に関してはまた次の機会にご紹介しますが、ギルドの中にいるメンバーの売り上げが「ギルド」の売り上げとなり、半年に1度行われるギルド審査に影響します。給与の仕組みもまたご紹介しますが、ギルドランクが上がれば給与も上がる仕組みです。下がれば下がります。
と書くと
「自分の売り上げが低すぎて他のメンバーに迷惑をかけちゃうんじゃないか!」と心配する人も出てきます。確かこの制度を発表したときの最初の反応がこれでした。
大丈夫です。目標はそれぞれに違います。見ていくのは「達成度」であり給与が低い人の目標は低い。
そのあたりのお話は、ランク審査の説明でまたご説明しましょう。
次は、基本的には挙手制で配役が決まる、プロジェクトについてお伝えします。
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しゃちょう
あさこ
企画からデザイン、イラスト、ライティング、レザークラフトなどとにかくなんでもできる。お菓子もつくるよ。
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