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こんにちは。Bit Beansでは毎週デザイン会を開いています。
メンバーが現在進めている案件の報告や、デザインに関する課題・疑問を共有し合う場です。そして最後に行うのが「サイト探し」。毎週テーマを決めて、各自が気になったサイトを紹介します。デザイナーの目線で選ばれたサイトはどれも素敵で刺激的。毎回、新しい発見があります。そんな「サイト探し」で見つけたお気に入りのサイトを、ブログで少しずつ紹介していきます。
今回のテーマは、KAさんが提案した「下層が素敵なサイト」。トップページだけでなく、下層ページの細やかなデザインやコンテンツの見せ方の工夫に魅力が詰まったサイトたちです。ページを掘り下げるほどに発見がある、そんな下層ページの魅力に注目しました。どんなポイントに惹かれたのか、コメントもご紹介します。
目次
東京書籍 令和7年度 中学校教科書のご案内
SHさんが見つけた、情報整理が心地よい教科書案内ページのサイト

SH:教科書の案内ページです。下層ページの情報整理がとてもていねいで、見ていて気持ちのよい構成になっています。左側のカラムにはアンカーリンクになっている3つのポイントや、資料ダウンロードへの導線がすっきりとまとめられていて、ユーザーが迷わず目的の情報に辿り着けるように作られています。ページごとに色合いがはっきり分かれている点も好印象で、コンテンツの切り替わりが直感的に伝わります。視認性も高く、安心して閲覧できる構成だと思いました。
ツルハドラッグ採用サイト
YAさんが選んだ世界観がぶれない、印象に残るリクルートサイト

YA:TOPのインパクトあるデザインが、下層ページにもそのまましっかりと引き継がれていて、サイト全体の一貫した世界観がとても印象的です。視覚的な強さだけでなく、そのデザインが就活生の印象にも残りやすいだろうと感じました。各職種のページでは右側にメニューが表示される仕組みになっていて、閲覧中でも他の職種ページへスムーズにアクセスできます。フッターの構成もわかりやすく、全体を通して情報へのアクセスがスムーズでした。
株式会社Creatures
TAさんが紹介するのは、メリハリの効いた見せ方が心地よいコーポレートサイト

TA:下層ページのフォーマットが全体の基準となっている中で、魅せたいページ(たとえば事業内容のページ)では背景にビジュアルを取り入れて印象的に作り、情報の内容に合わせた見せ方の工夫がとても印象的です。一方、それ以外のページではテキストや写真をシンプルに右寄せでレイアウトしていて、全体として読みやすさとメリハリのバランスがちょうどよく、好印象でした。ページごとにデザインの強弱をつけることで、情報が整理され、ユーザーにとってもわかりやすい構成になっていると感じました。
ソニーミュージックグループ新卒 採用2026
TOさんの選んだのは、若者向けのトーンが際立つ、印象的なリクルートサイト

TO:さすが!SONYと言った感じのインパクトある就活サイト。トップページから前面に若者向けのトーンが押し出されたトーンになっていて、鮮やかな色使いとビジュアルが目をひきます。第2階層のページも手を抜かず、トップページの雰囲気を持続したままていねいに作り込まれ、全体の統一感もあります。ド派手な色使いにもかかわらず、情報が整理されていてわかりやすいので、ユーザーがスムーズに目的の情報に辿り着けるような構成になっています。ビジュアルの強さと情報のわかりやすさが両立した就活生の印象に残るサイトだと思いました。
三井住友銀行
FUさんが紹介するサイトは、信頼性と操作性を両立した、銀行サイト

FU:金融機関という特性上、信頼性と操作性の両立が求められる中で、SMBCのキャリアサイトはUI/UX設計に優れているサイトだと思いました。特に下層ページの構成や導線がていねいに設計されていて、情報が多くても迷わずたどり着ける導線設計に感心しまし た。 インハウスでデザイナー部隊を抱えているので、こうした高品質なデザインが実現可能なんですね。 🔗 SMBC DESIGN:三井住友銀行
丸井グループコーポレートサイト
KAさんの選んだのは、階層構造の整理と洗練されたデザインのコーポレートサイト

KA:通常は左上に配置されることが多いパンくずリストですが、このサイトではメインビジュアルの写真の“へこみ”部分にさりげなく配置されていて、とても印象的でした。コンテンツに自然になじむレイアウトで、視線の流れもスムーズに感じられます。2階層・3階層ともに構成は共通していますが、全体に無駄がなく、上品で洗練されたデザインに仕上がっている点も好印象です。
アイグッズ株式会社 新卒採用サイト
YOさんが紹介するのは、新卒向け情報が丁寧に整理されたリクルートサイト

YO:情報量が多いページですが、随所に写真や図が効果的に使われていて、内容がとてもわかりやすく感じられました。サイト全体のトーンはポップすぎず、ほどよく柔らかさもあって、若い世代にうけるバランス感のあるサイトだと思います。親しみやすく、自然と惹きつけられる雰囲気も魅力的です。デザイン全体に一貫した世界観があり、ビジュアルやレイアウトもていねいに作られていて、特にレイアウトの工夫はとても参考になりました。
Flying Fish
KOさんが紹介するのは、タイトルの見せ方に工夫がある運送業のコーポレートサイト

KO:トップに大きく配置されたタイトルが視認性抜群で、コンテンツの主旨がすぐに伝わる構成になっているのが印象的でした。第2階層・第3階層では色や高さに変化をつけることで階層構造がひと目でわかるよう工夫されていて、迷いなく読み進められます。タイトルの出し方にも思い切りの良さが感じられ、『これでええねん感』が満載。独特の魅力につながっていると感じました。
上田皮ふ科
SUさんが紹介するのは、情報量を整理した見やすい医療系サイト

SU:治療メニューの情報が多い中で、それぞれの内容がすっきりと表にまとめられており、非常に見やすく整理されている点が印象的でした。項目ごとの比較や違いが直感的にわかるよう配慮されており、ユーザーが必要な情報に迷わずアクセスできる構成になっていると思いました。
どのサイトも、単に見た目が良いだけでなく、情報の整理や動線設計まで考え抜かれていて、非常に参考になりました。特に下層ページにまで丁寧な意図が感じられるサイトは、全体の完成度にも説得力があります。日々の制作でも、こうした「見えづらいけれど大事な部分」に目を向けていきたいですね。
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