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WEBサイトやチラシのデザインを作る際、写真の持つ力は絶大です。
特にレストランやカフェなどのデザインには、美味しそうな写真を使うのがセオリー。せっかくデザインが素敵でも、なんだかステーキの色が悪くて痛んで見える…とか、サラダがみずみずしくなくて美味しくなさそう…なんて印象を与えてしまったらもったいない!
ということで今回は、あまり美味しくなさそうな料理写真をシズル感たっぷりな写真にレタッチする方法をご紹介します。
目次
そもそもシズル感ってなに?
『シズル』の語源は、お肉を焼くときのジュージューという擬音を意味する「sizzel」という英単語です。
料理の写真や動画におけるシズル感とは、温かい料理であれば湯気を足したり、新鮮な料理であればツヤや水を吹きかけたりして、見た人により「美味しそう」「食べたい」と思わせる表現のことをいいます。
さっそくシズル感を加えてみよう
これは私がiPhoneのカメラで撮影した親子丼の写真です。味はめちゃくちゃ美味しかったのに、写真を見返したらなんだか…微妙…。お店がうす暗かったこともあり、色が悪くて残念な感じになってしまいました。
今回はこの親子丼の写真をPhotoshopを使ってさくっとレタッチしていきます。
その1 カラーを調整
色調補正のトーンカーブでざっくり色味を調整してみましょう。
まずR G Bの出力の数値を少し上げ、全体的に明るくします。次に青みを減らすためにブルーの数値を下げ、レッドもほんの気持ち上げて温かみを足していきます。
その2 ジューシーさをアップ!
レイヤーを複製したら、上部メニューの[フィルター]から[フィルターギャラリー]を選択し、アーティスティックの[ラップ]で写真全体にハイライトをつけます。
ハイライトの強さ、ディテール、滑らかさの値はお好みで設定してください。
お皿や背景にもハイライトの効果がかかってしまうので、不要な部分は消しゴムで消しましょう。整えたら描画モードを[オーバーレイ]にし、不透明度を下げて馴染ませます。
いい感じにジューシーさが出てきました。でもまだ何かが足りないような…
その3 湯気も足しちゃえ
美味しそうな写真といえばやっぱり湯気!ということで、
湯気 写真素材 で検索したところこんな素晴らしいサイトが…!今回はこちらを使わせていただきました。ありがたや〜。
【湯気の写真素材】プロカメラマンの無料(フリー)写真素材・商用可
いい感じの湯気の素材を重ねたら、描画モードを[スクリーン]に変更します。
不透明度を変更したり位置を調整したら完成!
おまけ
これは写真によってやってもやらなくてもどちらでもいいのですが、後ろにあるものを少しぼかしてあげると、より目立たせたいものが際立つのでおすすめです。
今回は赤丸の部分をフィルターの[ぼかし(ガウス)]でぼかしてみました。やりすぎると不自然になるので注意!
いかがだったでしょうか?
お客さんから提供された素材もそのまま使用せず、いい感じにレタッチしてからデザインに組み込めばクオリティアップにつながります。ぜひお試しあれ!
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ヒロイン(デザイナー)
Anzu Manabe
本名はハルナリアンズ、ヒロインみたいな名前をしているが、中身は決してそんなことはない女。
Xもやってます!