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はじめまして。長野の古民家に移住して、東京の会社からテレワークをしているWEBディレクターのなかです。
コロナの収束が見え隠れして、徐々に出社を推奨する流れがきている昨今ではありますが、長野県のとある限界集落に移住して仕事を続けるWEBディレクターの日々を数回に分けてお伝えします。
今回は移住の経緯、移住してみてよかったこと、仕事のことをリアルに書いていこうと思います。
目次
移住の経緯
かの2020年からリモートワーク、テレワークが当たり前になり、出社を前提としないならば「もともと田舎者だし、そもそも都市部に興味はないし、すきなところに住むべし!」と思いたったのです。
まずは千葉県の房総半島に移住しつつも、さらなる機会をと住んでみたかったとこをリストアップして考えてみたら、いろんな偶然が重なって長野県のとある村にいきつきました。
移住する上での願望(期待)
・とにかく広い家に住みたい
・畑がやりたい
・人が少ないとことがいい
・山があって、雪国ならなおよし
実際に移住してよかったこと
とにかく景観がすばらしい
スキー場もある地域なので手つかずの自然とまでは行きませんが、夏には夏の顔、冬には冬の顔をのぞかせる景色に毎日のように見とれます。
車社会が性に合う
都市部の生活に比べれば当然のことながらあらゆる行動が不便で車が必要です。でも、運転好きのぼくからすれば何かと運転する機会があって、それは逆に満足です。房総で愛用していた2WDの軽自動車ではここの雪に太刀打ちできないとご近所に諭され、4WDのSUVを手に入れたことで、どこにでも分け入っていける無双感がさらに拍車をかけたようです。
田舎過ぎて、周囲の干渉はほぼなし
田舎あるあるにありがちな「その地域の人間関係の距離感は大丈夫?」
そんなことをよく尋ねられますが、むしろ人がいなさすぎて、他人と接触することがないのでのびのびと生活してます。新年の地域イベントに参加したら「若い人が移住してきてくれた」と歓迎していただき、とてもよくしてもらってます。移住時の年齢は45才でしたが、ここでは若い人なんです。
月1回地域の集会があり、回覧板にプラスアルファの情報をもらい、イベントの取り決めなどの説明が主ですが、日常で接触のないご近所さんと一同に会することができる貴重な時間をもらえます。
築120年超の古民家DIYが生きがいになった日々
縁あって借りることになった一軒家は、なんと明治27年築!で、このあたりの庄屋さん宅だったそうな。そのせいか建材の木が妙に頑丈で、立ち入る地元の方々が口をそろえて、「立派な木を使ってる」と唸ります。そうはいっても基礎となっている柱や梁は漏れなくまっすぐなものはなく、古民家再生のYoutubeを参考にしながらDIYをしています。家の形に合わせた改築は、ものづくりを楽しむ僕にとっては日々の仕事とはまたちがった生きがいになってます。
ただの雪国ではなく、豪雪地帯
南国島育ちのせいか山や雪へのあこがれは半端なく、家の目の前に降る雪、ひざ丈まで埋まるほど積もる雪に不便を通り越して感動を覚えています。雪が降った日は、色を失った世界というのでしょうか、白と黒以外は存在できない水墨画のような幻想が広がります。こんな雪へのハイテンションがあと何年もつかわかりませんが、願わくばここを終の棲家としたいとも考えています。
地方移住後の仕事のこと
ネットがあればこれまでどおり
環境面でいうと、あえて移住を選択している以上、自分で仕事環境は整えねばなりません。大前提として必要なネット環境は幸いにもこの山奥にも行き届いていて、しかも爆速!!
ネットさえあれば何とかなるというWeb制作業界の強みをいかんなく発揮できたことで、業務への不安はまったくといっていいほどなくなりました。あとは、仕事専用の部屋を割り当て、生活する部屋とは分けることで、オンオフのメリハリをつけるようにしています。
これまで以上の努力もする
Web制作業界は、リモートワークやテレワークが成り立ちやすい環境や業務内容だと思います。ちょっと振り返ると、弊社ではコロナ以前でも週1程度であれば在宅ワークが認められていて、すでにリモートで地方にて活躍していた社員がいたこともあり、比較的コロナ禍での会社全体のリモート移行はスムーズにいきました。
ただ、多くの企業を悩ませている社内コミュニケーション不足の壁は立ちはだかっており、その課題と向き合う必要も生じました。
対処法として、僕の周りのこじんまりとしたチームでは、通常業務の報告会とは別に、業務に関係ない雑談会を始めてみました。始めてみたら以外に毎回面白く話が弾み、チームメンバーが長野で合宿をする企画が生まれ、実施にまでいたりました。
ただのオフ会ですが、オフィス勤務だけではこのような行動には至らなかった気がします。やはりこういった意識的なコミュニケーションは重要だと実感しました。
ステータスを伝えることが大事
相手から見えてない状態で必要になるのが、自身の勤務状況の伝達と周りの状況把握。弊社では裁量労働制をとっており、それにリモートワーク、テレワークが加わると、自分や相手がどんな状況か把握したうえで、コンタクトをとる必要性がでてきます。稼働中か、休憩中か、雑談モードか集中モードかなど。自身がパフォーマンスを発揮するためにも、ステータスが伝わるようにTeams、oViceなどのツールを使い、円滑に業務を進めています。
今回は以上になります。なんだかんだと生活も仕事も楽しんで勤しんでおります。
いいこと尽くしのように書いてますが、そんなことばかりではないのが地方移住。
次回は移住で苦労したことや、経済面での話を予定しています。
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牛丼好きの村人
なか
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