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エンジニアライフPART1~Docker Vol.1 「興味を持ち始める」

エンジニアとして生活していると、
クジラマークのDockerを、 一度くらいは見聞きしたことがあるでしょう。
これが何なのか、ということを仕組みから理解するには少し時間が必要です。
ただ、「開発環境の構築が劇的に楽になる、これは革命だ」と言う人がいるくらい、このDockerは素晴らしいものだと断言できます。
まずはこのことを頭の四隅に入れておいてほしいんですね。

一度触れるともう手放せない、二度と戻れぬ片道切符 – Docker’s Life
そんなDockerを、実際に手を動かして体感してみてください。
今回はVol.1として、まずはDockerに興味を持ち始めてもらうための「旨味成分」を皆さんに注入します。

旨味成分① 開発環境のホイポイカプセル

ドラゴンボール

Dockerを一言で例えるなら、こう答えます。
「開発環境のホイポイカプセル」
実際は、コンテナと呼ばれる仮想化技術が使われていますが、そこはひとまず置いときましょう。
ホイポイカプセルとは、ドラゴンボールに出てくる小さなカプセルです。
家や車をカプセルの中に格納して持ち運べるので、どこでも好きな場所で家を建てたり、車を利用できる代物です。
これと同じように、 Dockerでは開発環境をまるっとコンテナの中に納められるので、異なる環境への引っ越しや複製、再現、削除や作り直しといったことをコンテナ単位で容易に行うことができます。
ローカルのWindowsマシンで開発したものを、別のローカル開発用Macで再現したり、それをそのままAWSのEC2サーバにアップしたりと、
環境による差異は吸収され、どこでもストレスフリーな開発環境を構築することができます。

旨味成分②今すぐ、いつでも、何度でも、好きなだけ

例えば、ある環境を再現して検証を行いたい、なんて場面、多々あるでしょう。
そういう場合は、
・ローカルでXAMPPやMAMP起動
・レンタルサーバーで検証環境用意
・AWSで検証用EC2用意
このあたりがよくあるパターンではないでしょうか。
そして以下のようなストレスもセットになってきます。
「ローカル環境は他の開発でも使っているから下手にバージョン変えられないな…」
「このレンタルサーバーでは対応していないバージョンだ…」
「EC2で一から環境用意する時間ない…」
こんな時にも、Dockerは真価を発揮します。
環境は全てDockerコンテナの中で完結するので、一切他に影響を与えることなく、独立した環境として、すぐに、いつでも、何度でも、好きなだけ思う存分作ることができます。
何度も言うようですが、コンテナ単位で作成しますので、仮に間違っても、失敗しても、コンテナを消すだけです。
そして全て仮想化されているので、リソースは無料で無限(ある意味では)、躊躇することは何一つありません。

旨味成分③まるでインフラの「はなまるうどん」や

はなまるうどん

「はなまるうどん」を知らない人はほとんどいないでしょう。
メインのうどんを選んだ後、ついつい天ぷらのトッピングやいなり寿司、おにぎりなんかをお盆に載せちゃって、
お会計する時にトータル金額思ったよりかかってる、なんてことよくありますよね。
その美味しいうどん屋さんです。
トータル金額のくだりは別として、
Dockerはこれと同じくらい気軽に、OSやミドルウェアをトッピング感覚で選んで構築できてしまいます。
「OSはLinuxにして、サーバはApache、PHPは7.3にしとこう、あとMySQL5.4と、一応sendmailもつけとこう」
なんてノリで、パパっと環境を作れちゃいます。
もちろん作ったあとに、
「あ、ちょっと構成違ったなー」とか、
「バージョン間違えた」なんて場合でも
コンテナごと消して、新しく選び直してまたすぐに作り直せます。
そういった意味ではDockerは、
「食べてみて違ったら返却、また別のものを何度でも注文できて追加料金なし」という、
夢のようなサービスですね。

旨味成分④いつまでも、キレイ

開発環境を構築する際、まずXAMPPやMAMPをローカルPCに構築して、
CMSやPHPの開発をすることが多いでしょう。
また、Goのような新しい言語を試してみたい時、一時的にRubyやPythonのプログラムを走らせてみたい時なども、都度ローカルPCに実行環境を用意するでしょう。
つまり、ローカルPCには、様々なプログラムやその実行環境がインストールされているため、ある意味汚れてしまっているのです。
そこにはもう、工場出荷時のような、あのまっさらでクリーンな自分はいません。
気付けば自分でも何を入れているのかよくわからなくなっている、
入れたことすら忘れている。
そしてそれらは、確実にPCのリソースを浸食している…。
これが致し方無い現実かと思います。
しかし、これすらもDockerは我々を解決へと導いてくれます。
あらゆる実行環境をDockerコンテナ内に構築できるため、
PCそのものに、都度何かを直接インストールする必要は無くなります。
こうすることで、あなたのPCはいつまでもキレイに、クリーンな状態を保つことができます。

まずは形だけでも「Docker Desktop」

旨味成分は注入されたでしょうか。
話はこれくらいにして、次は実際に手を動かしてみましょう。
と言っても、Docker Desctopを下記よりインストールするだけです。
Docker Desktop
もちろん形だけです。
インストールしたら、起動もする必要はありません。
Vol.1ではここまでです。
焦る気持ちは分かりますが、ここで起動したら負けです。
起動するのはまた次回。

それではまた。
Have a good engineer life.

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