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惚れ惚れするような写真がたくさんある時のデザイン作業は、テンションが上がります。あんなデザイン、こんなデザインもいいな、いやいやこの写真の上にちょっといい感じのフォントでコピー置くだけで、爽やかな抜け感のあるデザインだってできちゃうんだから♡
でも現実はそんなことはマレなことで。撮影だってできないことも多くて。
どこかでみたことのあるような素材写真で(失礼!)なんとかしなくちゃいけないことも、よくあることで(涙)
ということで、今週のデザイン会ではそんな「いい感じの写真素材がない」時にもなんとかできるデザイナーになるためのスキル磨き、が行われました。題して「イケてる写真は自分でつくればいいじゃない」。
今回は、とある有名カメラマン集団で激しいトレーニングを3年も積み上げて来た、Bit Beansの専属カメラマン兼ディレクター兼デザイナーのりっちゃんが先生となって講義を進めてくれました。
目次
制限時間30分!今回のお題は写真合成♪
毎回デザイン会は1時間の中で行われます。課題説明から作業をして、提出、講評、各チームに別れてのフィードバックまでを1時間。となると作業は多く取れて30分程度。
今回のお題も作業時間は30分です。「30分でこの画像を良くしてください」
課題1)スマホ画面に右の画像をはめこんでください。その上で綺麗に馴染ませてください。
課題2)写真の色味を調整してクオリティをアップさせてください。
課題3)テーブルの上に何かを置いて画面が寂しくならないようにしてください。
簡単に言うと、「30分あげるから意味のあるいい感じの写真にして」ってことですね。スタート、の掛け声からは、やけに静かな…でも張り詰めた空気の流れる30分が始まります。
実際にやってみると本当に時間の経つのは早くて、カッコ悪い中途半端なところで終わりたくない!という意地が脳内アドレナリン放出のトリガーとなって、頭がビンビンに冴えてくる感じがします。
意外と難しかった?!みんなの成果
さて
それではいくつか
みなさんの30分の成果を見てみましょう。
まずはこちらの作品。光の粒がパアッとデスクに降り注ぎ…合格の知らせでしょうか。もしくは「俺も愛してる」とか告白されたシーンでしょうか(妄想)…BBサイトが映し出されているのは謎ですが、愛と喜びに満ちております。
次はこちら。画像の横幅が調節されているところがミソです。しかもスマホにピントがあってるから律儀に手前に入れたマグカップがぼやけてるのもミソです。玄人感が滲み出ています。
似たようなものでこんなのもありました。
スマホ画面の合成は画面の明るさが難しいですけど、なじませると言っても画面は発光しているので、先の青いカップの画像の方がスマホ画面のイメージが出ていますね!
そしてのこちらの作品。モノクロにしたことでグッと雰囲気が出て来ますよね。そして名刺と画面のところにだけ色があるのがグラフィカル。
こういう処理をすると意外とすぐにKVにつかえる写真になったりして…ほら。
コピー入れると、カラーにしている部分にメッセージ性が出て来てまとまりやすい。
使えるワザです。覚えておきたい。
また画面に連動したモチーフを置くという意味で似ているのはちら。
Bit Beansサイトに紐づけて、Bit くんを選んでいるところを見ると、社内デザイナーのデスクでしょうか。木漏れ日の写真を乗算で重ねたことで、テーブルの上にリアル感を出しています。
平たいものはパースさえしっかりとつかめれば、影などで苦労しなくてすむのが嬉しい。
もう一ついってみましょう。
ザザザザ・・・
電波が悪かったかんじ?
昔のテレビみたいな?
ビシビシと画面が荒れたら次に出てくるのは恐怖画像でしょうか。英語バシッと決めたら格好良くなりそうな画像です。
そして最後に画像が届きました。
夏の日差しの中でスマホ画面を見るこの画像。
爽やかですねっ。スマホ画面の明るさも自然。
さて、ほかにもいくつかありましたが、今回はこのあたりで。
ふだんあまりがっつり合成をしたりはしないのですが、写真の加工はいざと言う時には必要なスキル。撮影する予算のとれない案件であっても、加工技術を駆使することでデザインの幅も広がるし、お客さまの求める世界観を生み出すことができます。
今回は初めての合成お題でしたが、意外とみんな難しかったみたい。
次はもうちょっと入れつつ、スキルアップを狙えるお題をやってみたいですね。
次回も乞うご期待です!
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