2023年、7月23日。20年目に際して

写真は、21日に社員みんなでクルージングパーティーをした時のケーキの写真

代表、出村亜佐子です。
20年前のこの日、Bit Beans が生まれた。
会社の「か」の字もわからず、勢いとか成り行きとかで立ち上げたBit Beans。いつも、ひとつひとつが手探りで、その時その瞬間に考えて判断しながらの20年だった。

「意外と短かった気がする」と森さんに言うと「いや、長かったよ」と返事が返ってきた。
…そうね、短かったような、長かったような。30歳からの20年、年齢は50歳になった。
確かに20年を振り返るとものすごくたくさんのトピックがあって、語り尽くせない記憶があって、ありとあらゆる感情を味わうことができたのは、Bit Beans があったからこそ。
何を持って「生きる」と言うかは人それぞれだけれど、たくさんの経験をし、感情を持ち、いろいろなひとのことを理解できる広い視野を持つことを人生の目標とするならば、わたしはBit Beansに育てられたし、人生が豊かになったのはBit Beans があったからだ、とも思う。

そしてBit Beansもまた、育てられながらここまできた。
20年続けてこられたのは、その時その時に関わってくれたいろいろな人がいたから。
20周年サイトをつくるとき、これを誰に向けてつくりたいのかとスタッフに聞かれて、しばらく心に向き合ってから「20年の間に関わった全ての人に向けてつくりたい」と答えた。そして、脳裏に、いまはもうお付き合いのないお客さまや、辞めていってしまったスタッフがふわっと浮かんできた。
「わたしたち、ここまできました。いまここにいます」
20年の節目に、そう伝えたい。

…実は、毎年周年記念に際しては、7月23日その日になってみないと気持ちが定まらない（笑）
浮かんでくる気持ちが、21日や22日ではだめで、23日の朝起きてその瞬間に自分の心を知る。

ああ、今日だ。と思って「ありがとう」と小さくつぶやく。
それは毎年同じなのだけれど、今年はどうしてもBit Beansに「ありがとう」を言いたくなった。
ありがとう、そして20歳おめでとう。
社長が自社に「おめでとう」って言うのはおかしいだろうか。
でも、あのキャラクターの青い豆が、今日はちょっと襟を正して、真っ直ぐに前を向いている気がするんだ。
だからあいつに、おめでとうを言いたい。

Bit Beansという器があるから生まれた仕事、Bit Beansがあるから生まれた幸せ。
Bit Beans があるから食べていけた毎日に感謝して─。
そしてわたしたち、きっとこれからも、ずっと毎日が発展途上だから、
昨日よりもより良い今日を。今日よりも良い明日をと思いながら、先に進みたい。

今まで関わってきた全ての方へ、
20年分の「ありがとうございます」（ヘビー級に重いですよw。）
そして、これからのBit Beansを、よろしくお願いします。