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ウェブサイトは、企業や個人が情報を発信したり、コミュニケーションを取ったりするためのツールとして、今やなくてはならない存在です。しかし、ウェブサイト制作を検討する際には、何を目的として、どのようなウェブサイトを作成するのかを明確にしておくことが重要です。
目次
大切なのは機能?それともコミュニケーション?
ウェブサイトは、まずその機能面の違いから、大きく分けて3つの種類に分類することができます。また同時にコミュニケーション方法の違いによる分類も発生します。計6種類の分類からあなたのウェブサイトにとって最適な仕組みを紐解いてみましょう。
A. 機能面による分類
- 1. 情報提供型ウェブサイト
- 2. アクション促進型ウェブサイト
- 3. 業務効率化(DX)を目的としたウェブサイト
B. コミュニケーション方法の違いよる分類
- 1. 一方通行型ウェブサイト
- 2. 双方向型ウェブサイト
- 3. ユーザー主導型ウェブサイト
A. 機能面からみたウェブサイトの分類
A-1. 情報提供型ウェブサイト
情報提供型ウェブサイトは、企業や商品、サービスなどの情報を提供することを目的としたウェブサイトです。
<目的>
企業や商品、サービスの認知度・理解度・信頼感を高める
<活用シーン>
- 企業の概要や事業内容を説明する
- 商品やサービスの特徴やメリットを説明する
- ニュースや情報を提供する
A-2. アクション促進型ウェブサイト
アクション促進型ウェブサイトは、ユーザーに特定のアクションを促すことを目的としたウェブサイトです。
<目的>
- 商品やサービスの購入を促す
- 資料請求や問い合わせを促す
- 会員登録やダウンロードを促す
<活用シーン>
商品やサービスの販売促進
マーケティング施策の実施
顧客の育成
A-3. 業務効率化(DX)を目的としたウェブサイト
効率化を目的としたウェブサイトは、ユーザーへアクションを促すにとどまらず、ペーパーレス化や、情報の集約による業務の効率化のためにつくられるウェブサイトです。
<目的>
- 業務フローの効率化
- 業務スピード改善
- ペーパーレス化
<活用シーン>
- 顧客管理、営業支援、在庫管理、経理・財務管理などのオンライン管理システム
- ウェブ会議システム、チャットツール
- ドキュメント管理システム
B. コミュニケーション方法の違いによる分類
B-1. 一方通行型ウェブサイト
一方通行型ウェブサイトは、企業や組織が一方的に情報を発信するウェブサイトです。一般的に想像されるウェブサイトとはこの形式が多く、テレビや新聞と同じく一元的に発信される情報を受け取るものです。
<目的>
- 企業や商品、サービスの情報を発信する
- ニュースや情報を提供する
- 商品やサービスの比較を提供する
<活用シーン>
- 企業や商品、サービスの情報発信
- ニュースや情報の発信
- 商品やサービスの比較の発信
B-2. 双方向型ウェブサイト
双方向型ウェブサイトは、企業や組織とユーザーが双方向にコミュニケーションを図るウェブサイトです。現在のウェブサイトは作って終わりではなく、アクセス分析による改善が一般的なため、広義ではウェブサイトは全て双方型とも言えます。
<目的>
- ユーザーとコミュニケーションを図る
- 顧客とのエンゲージメントを高める
- マーケティング施策の実施
<活用シーン>
- ブログやニュースなどのコンテンツ配信
- ユーザーへの販売を目的としたサイト
- ユーザーからの意見や要望の収集
B-3. ユーザー主導型ウェブサイト
ユーザー主導型ウェブサイトは、事前にプラットフォームだけを用意しておき、ユーザーがコミュニケーションをとるため、あるいはツールとして使用するために設定されたウエブサイトのことです。投稿を企業側が一元管理するもの、またオートチェック機能のみで比較的自由な管理を実現するサイトもあります。
<目的>
- ブランドへのファン層の開拓
- ユーザーボイスの収集
<活用シーン>
- 活発なユーザーコメント投稿機能の設置
- ユーザーへのツール提供とそれによるファン層の開拓、ブランド力の強化
以上のように、ウェブサイトはそれ自体の機能を元に大きく分類されます。伝えたい内容を元に必要な機能を想像し、目的や活用シーンに合わせて、最適な種類を選ぶことが重要となります。制作を検討する際には、上記の内容を参考に、2 x 3 = 6のマトリクス上であなたののビジネスの目標や課題がどの位置にあるのかを検討してみましょう。
後編ではこれらの機能別分類を踏まえた上で、伝えたい・表現したい内容(コンテンツ)に即したウェブサイトの分類をご紹介します。
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ディレクター
Ko Ashida
楽曲制作や動画制作もこなすマルチクリエイター。休日は夜市屋台の運営とカレー職人。
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